Mother of Nature
まばゆいばかりのその光景を背負うのは、一糸まとわぬ姿の女性たち
蛍光塗料を用いて彼女たちの体に直接描かれた情景は、ブラックライトの下でよりいっそう、壮大な世界を展開します
「Black Light Bodyscapes」
カリフォルニアに拠点を置き活躍するアーティスト、John Poppletonさんによって手掛けられたアート作品
人間の体をキャンバスに見立て、ペインティングを施す彼の作品
作品のモチーフは「夕暮れの海」や「月明かりに照らされる森」「輝くオーロラ」「宇宙の中の星や銀河」など、自然の壮大なスケールを感じさせる風景画が中心
もともと人間の体に直接ペインティングする技法に重点を置いていた彼だが、ブラックライトを当てる事により一層その美しさが強調された
裸の背中に描かれた空や大地、動物たちはあたかもそこで息づいているかのようにリアル
まるで女性たちが宇宙で、彼女たちがそれらをすべて、内包しているかのようにすら感じられます
女性と自然、このふたつの対象は当たり前のように、すんなりと溶け込み合う。そのことを改めて感じさせてくれる
そこに“生(Life)”を感じさせる、美しい女性の身体を土台とすることで、「Mother of Nature(母なる自然)」という意味が合わさり、テーマとの結合を表現しているのだそう
命を生み出す女性と、命というものを否が応にも感じずにはいられない大自然、この「命」というワードが、双方を見事融合させているのかもしれません
すばらしい作品の数々
気になる作業の様子は最後に