日本刀への関心が高い「刀剣女子」と呼ばれる女性が増えているなか、東京・八王子市の美術館が日本刀を集めた展示会を開き、多くの人でにぎわっています。
この展示会は、刀を擬人化したキャラクターが登場するゲームなどをきっかけに、日本刀への関心を持ったいわゆる「刀剣女子」が増えていることなどから、八王子市にある東京富士美術館が開きました。 会場には37の日本刀が展示されていて、この中には国の重要文化財で平安時代後期に作られた「有綱」や、国の重要美術品で江戸時代の剣豪、宮本武蔵が所持していたという説もある「名物武蔵正宗」などがあります。 美術館によりますと、連日「刀剣女子」とみられる女性たちが訪れているということで、群馬県高崎市から母親と一緒に来たという13歳の女子中学生は「新選組が好きで調べているうちに刀が好きになりました。細部までこだわった刀が多く、美しかったです」と話していました。 東京富士美術館の鴨木年泰学芸員は「通常の企画展の2倍から3倍の人出で、刀の人気の高さに驚いている。美術品としての刀剣のよさを感じてもらいたい」と話していました。 この展示会は、休館日の月曜を除いて7月3日まで開かれています。
NHK NEWS WEB