筆者はゲームが大の苦手であり、大の映画好きである。
最近、「これゲームで終わるのもったいなくない?」と思えるいくつかの作品と出会ったので紹介します。
※実際にプレイはしておらず、プレイ動画などでENDまで見たので詳しい操作性、戦闘プレイに関しての詳しいことは一切わかりません※
【あらすじ】
突然謎の寄生菌のパンデミックが発生し、世界は荒廃していった。パンデミックから20年後、主人公ジョエルは、反乱軍の女リーダーから運び屋の仕事を頼まれる。
その“荷”とはエリーというこの世界を救う鍵をにぎる14歳の少女。
しかし受取先の反乱軍のメンバーは全滅。ジョエルは相棒も失い荒廃したアメリカを少女と二人で旅をして行く事になる。行く手には「感染者」の他、生き残るためには手段を選ばない略奪者たちとの戦いが待っていた。
キャッチコピーは「二人で生き抜け。この最悪な世界を。」
中年男性と少女の物語という設定ももう既に映画みたい。感動・興奮・緊張etc全て味わえ、見応えもかなりありました。
景色なんて「本当の映像?」と勘違いしそうになる位のクオリティ。リアリティもすごいし圧倒されっぱなし。ゲーム要素はむしろ後付けに近い感じさえする。
それでもかなり評価が高いのはアクション要素が高く、「感染者」との戦闘も多いからなのでしょう。
ストーリー自体は15時間前後なので、海外ドラマを見ているような気分でした。
実写映画化も既に決定しており発売から3年、まだまだ人気を持続しています。
ゲーム界の受賞歴もたくさんあり、評価も高いです。
YouTubeの総再生数もとてつもない数字になり、”映画のようなゲーム”界があるとすれば間違いなく1位になる作品だと思います。
BEYOND: Two Souls(ビヨンド: ツーソウルズ)
【あらすじ】
主人公のジョディは、霊体と意思疎通できる能力を持ってこの世に生まれてきた。そしてジョディのそばには、彼女だけがコンタクトできる霊体・エイデンがいた。ジョディの成長を少女時代から辿りながら、彼女の人生と運命を追っていく。
エイデンとは何なのか?ジョディの過去とは?そして未来とは。ストーリーが進むにつれ全貌がわかりはじめる。
キャッチコピーは「その時、あなたは彼女の人生を生きている。」
アクションアドベンチャーという括りですがラストオブアスとはまた違った戦闘となります。
キー操作戦闘で、戦闘シーンより会話や移動が多め。
「エイデン」の操作もあり、今までにない操作性があります。
映画度合いは高め。ジョディの過去から未来まで、彼女と一緒に彼女の苦悩や恋愛…壮絶な人生を歩み、選択肢によっては未来が変わります。
エレン・ペイジやウィレム・デフォーらといった俳優陣と契約し、実際に演じたものを3D化しているといったかなり時間のかかる手法を用いて映像化しているようです。ほぼ映画、といっても過言じゃありません。
ちなみにこちらはエレン・ペイジ本人が主演ですがラストオブアスはエレン・ペイジをモデルにしているのでは?という位そっくりです^^;
【あらすじ】
アメリカの小さな町で3年間に渡り起き続けている連続誘拐殺人事件が再び世間を騒がせている。この事件は『折り紙殺人事件』とも呼ばれており、雨の季節に10歳前後の少年が拉致され、4日後に溺死体となり、死体の手には決まって折り紙と蘭の花を持たされるという奇怪なものだった。
ある日、心に傷を負った男・イーサンの息子であるショーンが「折り紙殺人鬼」に誘拐される。4日後というタイムリミットが迫る中、イーサンは「折り紙殺人鬼」からの何らかの犠牲を伴う理不尽な「試練」に振り回され続ける事になるのだが…。
キャッチコピーは「愛はどこまで貫けるのか、人はどこまで許されるのか」
ストーリーを追っていくと、こんなにショッキングな話なの?と驚かされます。
我が子を救うために奔走するイーサンに要求される課題が無理難題すぎて見ているこっちは胸が締め付けられます。息子のために究極の選択を迫られ、またそれを実行しなければならないプレイヤー。
”ただのゲーム”では終わることができないのはグラフィックがリアルすぎる事も後押ししているのかも。
上記ゲーム、「BEYOND: Two Souls」と同じ制作会社です。
【あらすじ】
アメリカ・オレゴン州の架空の田舎街「アルカディア・ベイ」を舞台に時間を巻き戻せる能力を持った女子学生マックスの青春を描く。
5年ぶりに再会した親友のクロエとともに、女子生徒レイチェル・アンバーの失踪事件を調べ始める。
キャッチコピーは「人生は選択肢だらけ でも、もし選び直すことができたら」
戦闘などの要素はなく、ストーリーは全て自分の選択のみで進んでいきます。選択肢や状況選択などが多いのでこれぞほぼ映画。
映画のストーリーを自分で作っているような感覚です。
その選択は本当に正しいのか?正しくないのか?一つの選択によって未来は代わり、何度でもやり直すことができます。
「もしも時間を戻せたら」と誰もが一度でも思った事がある事をこのゲームは実現できるわけですが、そんなにうまくいくはずもなく…戦闘がないぶん感情移入を強いられる事になり、究極の選択に心が締め付けられます。
ちなみにライフイズストレンジは先月発売されたばかりの新作。全5構成で、1章1日という区切りの5日間の壮絶なストーリー構成でできています。
いかがだったでしょうか?
普段ゲームをしない人でもこの最高グラフィック、精巧につくられたストーリーだけで興味が湧いてきませんか?
プレイ動画しか私自身は見ていませんが、映画好きとしては満足できる作品たちだったように思います。
映画と違い、ストーリーも基本的に長く、練度も高いので最高の暇つぶしにもなりますし、満足感も得られるはず。
(映画と違ってたまにバグとかあるのが玉に瑕…)
それにしてもゲーム界すごいなぁ。こんなにも進んでいるんですね…。
”ただのゲーム”なんて言われる時代はとっくの昔に終わっていたんですね^^;
プロゲーマー界もなにかと賑わっていたり、まだまだゲームには可能性が秘められていると思いますし、これからもすごいゲームに出会える事が楽しみです♪