- 【72時間の壁】現場で続く懸命な救助活動
現在も余震が続く熊本地震…
そんな中、負傷者の生存率が下がるとされる
「72時間の壁」が目前にせまってきている。
多くの安否不明者がいる熊本県南阿蘇村では、土砂崩れ現場などで自衛隊員らが朝から懸命な捜索を続けている。
隊員の一人は「72時間が迫っている。急ぎたい」と緊迫した様子で話していた。
十数軒の家屋が立ち並んでいた一角では、複数の人と連絡が取れない状況だという。
土砂は高く積もり、2階建ての住居をすっぽり埋めた場所もある。
自衛隊はショベルカーを5台ほど投入。住宅の柱などを隊員がチェーンソーで細かく切断し、土砂をかき分けていく作業を
延々と続けている。
- 広島から国際救助犬も参加
現在、救助活動は自衛隊、警察、消防など約2500人態勢で展開している。
その現場の中には、東日本大震災や広島土砂災害でも活躍した「妙見丸」「多聞丸」「那智」の
3頭の災害救助犬も捜索に加わっている。
いずれも【国際救助犬】の資格を持っており、えりすぐりの精鋭である。
警視庁によると18日の時点で死者44名、負傷者1101名と発表している。
今後この数字が増えないことを切に願うばかりである。