お料理を作るときに大事な
だ し
あなたはどうしていますか?
市販のものでもおいしいものがたくさん出回っている現代では、あまり自分でだしを取るってことをしなくなりましたよね。
何よりもだしを取るって面倒で、大変なことだって思っていませんか?
そんなことはないんです♪
今回は簡単でおいしい自家製だしパックの作り方を、おいしい和食を丁寧なレシピで掲載されている白ごはん.comさんからご紹介していきます。
自家製だしパックの材料
【1L分の万能のだしパック】
かつお厚削りの粉砕 … 12g
昆布の粉砕 … 6g
干し椎茸の粉砕 … 1g
【1L分の味噌汁のだしパック】
かつお厚削りの粉砕 … 7g
昆布の粉砕 … 7g
煮干の粉砕 … 7g
2種類の自家製だしパック
家庭でだしパックを手作りするよさは2つあると思います。それは『基本のだし取りよりも簡単に天然だしが取れる』『市販品のだしパックよりも美味しい』、ということです。
今回はおかずや汁物など、なんにでも使いやすい万能タイプと、味噌汁におすすめの煮干し入りの計2種類を紹介したいと思います。
3種類のだし取りの方法
だしパックのレシピや粉砕方法を紹介する前に、事前に準備したい道具や、そもそものだし取りの方法を紹介したいと思います。
まずは粉砕する道具。これは「ミルサー」「ミルグラインダー」と呼ばれる硬い食材を細かくするものを使用します(※フードプロセッサーなどだと硬い食材を粉砕できず、故障の原因にもなるので注意してください)。
それからスーパーなどでよく見かける「お茶・だしパック」。これは1Lのだし取りを行うレシピなので、大きめのサイズのものがよいです。もし、毎回捨てるのがもったいないという場合は、下の写真のように、だし取り専用の綿100%の袋なども売っているのでそういったものを使うとよいと思います。ただ、一つ知っておいてほしいのは『粉砕さえすれば、パック状にせずに直接粉砕したものでだし取りするのも便利』だということ。濾す手間はありますが、これでも普通のだし取りに比べればかなりの時間短縮になります(参考までに)。
だしパック素材の粉砕のやり方
それではだしパック作りでいちばん大切な粉砕のやり方です。このポイントは『粉状になるまで細かくせずに、粗いものが残る状態でストップする』ということです。粉状にしたものと比較したこともあるのですが、粉状にすればするほど素材から苦味などが出やすくなると感じました。
粉砕するときは容器の半分くらいまで材料を入れ(あまり多すぎると均一にできないので)、ミルに3~4秒かけたら取り出して確認、上下を返してもう一度ミルにかける、くらいでよいと思います(食材の硬さによってミルにかける時間は変わってきますが、粉状にしないように、頻繁に確認することが大切です!)
ちなみにかつお節は、薄削りよりも厚削りの方がだしパックには適しています(昆布などに合わせてじっくりだし取りするので厚みがあるものの方がバランスがよいので)。冷凍庫に袋ごと入れておけば乾燥してパリパリになります。それを外袋ごともみ込んで細かくしてもOKです。これである程度細かくなると思います。ここからミルにかけるならほんの少しで大丈夫です。
続いて昆布。これはだしパックの素材の中でいちばん硬いので、ミルに入れる前にある程度、手で折ったりはさみで切ったりして細かくしておくとよいです。昆布は均一に粉砕しづらい素材なので、大きい昆布も残りやすいです。残った大きな昆布に合わせて粉砕しようとせずに、大半の昆布の状態がよければそこで止め、大きな昆布は次にまわすなどするとよいと思います。
最後に干し椎茸と煮干し。干し椎茸も手で割れるようなら入れるときに細かくして入れるとよいです。煮干しはワタだけは苦味が出やすいので取り除いてからミルにかけます(頭はさほど苦味は出ませんが、煮干しらしい風味が強くなるので、除くか残すかはお好みで!)。