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同情するなら金をくれ!自己満足で終わらない本当の意味での寄付とは?

同情するなら金をくれ!自己満足で終わらない本当の意味での寄付とは?

 

2010年12月25日のタイガーマスク運動を皮切りに、

日本各地で断続的に寄付行為が発生しています。

 


◆タイガーマスク運動とは?


「伊達直人」と名乗る30代のサラリーマンの男性から、群馬県中央児童相談所へランドセルが10個送られたことがきっかけとなった寄付行為のこと。それ以降、全国各地の児童養護施設に複数存在すると思われる「伊達直人」からの寄付行為が相次いだことから、この名前がつきました。    
 


◆ランドセルいらなーい


2016年現在もこの運動は続いているが、施設職員と思われる人物のツイートが今、波紋を呼んでいます。 問題のツイートがこちら。

つい1
つい2  

このツイートに対して世間からは「ほんとのこと言っちゃった」「正直すぎる」「あさましい」などの否定的な意見と、「ランドセルのお古は子供が可哀想」「独りよがりの善意は始末に負えない」と肯定的な意見も出ています。また年度は違うが、別の施設職員のツイートも。

  つい3
つい4
つい5
つい6

上記は伊達直人名義ではなく、ムスカからの寄付行為とのことですが…現場の人間からすると現金をいただけるのが一番ありがたいとのこと。ただ、世間からは現金で渡すのはどういう目的で使われるのかわからないから抵抗があるという意見が多く出ています。  

 


◆寄付する側、された側お互いが納得するには?


お願いタイガーと呼ばれる児童養護施設や老人介護施設が寄付してほしい情報を登録して、寄付したい人がそれを見れるサイトがあります。

お願いタイガー!

寄付した側のユーザ名などは公開されるそうですが、個人情報を伏せればほぼ匿名での寄付もできるようです。ただ、上記ツイートでもあったように子供たちが「見知らぬ人から物を恵んでもらう立場なんだ」と悲観してしまわないように、きちんと自身の身元を明らかにするのもひとつの優しさかもしれません。      

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伊達直人の目的は、匿名で自分が希望するものを送りつけることではなく、子供たちが充実した毎日を送れること。そのために私たちができることがなんなのか…寄付をする前にきちんと考えてみましょう。