自由に遊べる空間と、自由に組み合わせられる時間割。子どもたちの「禁じられた夢」のような学校が、しかし、現実に存在する。
ストックホルムにあるインターナショナルスクールVittraという学校
壁も、学年も、クラスも、区切るものは何も無いという。
Vittra Telefonplanの代表Jannie Jeppesenは、学校のウェブサイトにおいて、以下のように述べる。「このデザインは、子供たちの好奇心とクリエイティビティを刺激する為のものです。そして、共同作業のみならず、個人での時間も尊重しています」
この小学校の内装は、Google社の社内を連想させるほどに自由でクリエイティブな空間になっており、Vittraというスウェーデンのフリースクール団体の思い付きから始められたものだそうだ。また現在すでに彼らはスウェーデン国内に30の小学校を運営しているという。
デザインは言うまでもなく、完全なるスウェーデン・スタイルだ。したがって、本質的で、なによりエコ・サステナビリティ(環境持続可能性)志向だ。太陽光パネルとなどのエコフレンドリーな細かな配慮が随所に施されている。
文字通り教室を一切持たない構造をあえて導入し、「子供たちの好奇心や創造性を刺激し、子供たちにコラボレーションの場と個人作業の場を同時に提供すること」を狙いとしています。また従来の学年の概念も廃して、進度別のワーキングチーム制を取り入れているとのこと。とても斬新です。